Windows時代へ⑥ Me&2000時代のハードウェア構成
いよいよ2000年になって、パソコンも久方ぶりに世代交代をする。
Athlon700Mhzに特に不満はなかったが、世の中が1Ghzでやたら騒いでた時期。そのままAthlon1Ghzと言う話もあったけど、2ndキャッシュ問題等があって今回は再度Intelに回帰した。その際に選んだのが記憶をたどる限り以下の構成
CPU:PentiumIII 1Ghz
メモリ:512MB
グラボ:ALL in Wonder 128(流用)
CD-R:Teac 58S & 512S(流用)
その他:流用
すでにWindowsMeを導入していたけど、その際に選んだのがこんな感じの構成。たしかALL in Wonderのみすでに買っていたのを流用したと思うけど、一応このときに本格的に使い始めたという意味もある。
あと、CD-Rドライブをこのあたりから2ドライブ構成に切り替えた。同時に焼けると言うメリットもあり、非常に重宝した。特に58Sは累計1,000枚は焼いたと思うが、それでも壊れることなくすばらしい頑丈さにさすがTeacと賞賛したものだ。
メモリは当時としては最大の512MB導入。チップセットの限界値一杯まで突っ込んだ。この時代のメモリは標準で128MB、廉価品だと64MBぐらいで、高スペックPCでもメーカー品は256MBの時代だったのだが、とにかくOSが年々バージョンアップしていくに従ってメモリの必要容量が増えていっていたのは確実で、思い切って目一杯載せたのだが、これはもちろん正しかった。
ちなみに、この時代のWindowsMeはやばいぐらい不安定だった。なにせ、普通に使っていてもExplorerが不正な処理で落ちてしまうという凄まじいOSで、レタリングソフトで編集中に落ちたりととにかく使い物にならないというのが本音。過去ここまでひどかったOSはMeだけで、とにかく無茶苦茶なOSだった。USB機器ですら効かなくなることも多々あり、とにかくハードウェア的な問題というよりもソフトウェアの問題があまりにもありすぎてとてもじゃないが普通に使うことすら出来ないレベルでもあった。
WordやExcel等で作業してるときも5分おきに保存してたとかそんなレベル。30分ぐらい作業続けていてデータとんだことも多数あるので相当泣かされたこともある。とにかく悪い思い出しか無いOSでしたね。やんちゃやじゃじゃ馬で片付けるにはあまりにも酷すぎるOSでした。ただ、NT4.0で出来る作業がさらに少なくなっていっていたため、どうしようもなく使っていたという状態でした。ただ、この後本命のWindows2000が登場し、安定版のSP1がリリースされたことでようやく今回購入したパソコンも本当のパワーを発揮することになる。
Windows2000の登場は当時としては衝撃的だった。なにせそれまで使っていた16bitOSでもある95系の流れを吸収して、一つの流れに統一してくれたという記念の32bitOSでもあり、とにかく安定性の向上がすばらしかった。当時メモリを最大の512MBまで入れていたこと、また1GhzCPUのお陰でOS自体の速度も特に不満なく、とにかく最初から快適に動いてくれた。アプリもMe時代とは打って変わって安定し、自分の複数窓の起動させっぱなしの使い方がこのWindows2000時代から始まったようなものでもある。自分はアプリを起動しても起動させっぱなしにしてどんどん上から起動していくスタイルで触っているんだけど、NT4.0からこのスタイルを初めて行って、2000でさらにエスカレートしていった。正直16bitOS時代はこんなことすると不正な処理でExplorerが持っていかれるのでいちいち起動して閉じて、また別のソフトを起動してを繰り返していたんだけど、2000からはこのあたりのしがらみがだいぶなくなり、本当に余裕を持って使えるようになった。
また、16bitOSとの統一はゲーム面でもかなり優位に働いてくれた。NT4.0ではプレイ不可能だったWindowsのゲームの大半は2000では問題なく動いてくれた。もちろん一部動かないものも存在したが、それは僅かな数でほぼ大半が問題なく動くようになったのである。ただ、当時はもうBM98の音楽作成もやめており、こういった作業はやらなくなっており、むしろHP作成やその他作業、情報収集等の安定度の向上の方が大きく、とにかく一気に作業効率が上がったことも感じた。
なお、この時代にやったゲームと言えばイースエターナルシリーズぐらい。このぐらいのゲームであれば新作であっても動作するには十分なスペックであり、実際快適にゲームは出来ている。
とにかくWindows2000のお陰で非常に楽になったことは確かで、それまでデュアルブートだったOSも一本に統一できたし、またソフトウェアも安定して動いてくれるため、Explorerの不正な処理もほぼ出なくなり、とにかくMe時代と比べると安心して作業ができるようになった。その後、Windows2000時代に1度構成を変更しており、その際の変更がこちら
CPU:Penrium4 2.4Ghz
マザボ:Gygabyteで確か845PEだったと思う
メモリ:4GB
グラボ:RADEON 9700
CD-R:Teac 532E 後に 540E
HDD:なんだかんだで200~300GBぐらいまで増えていたはず
このあたりでSCSI機器を排除してすべてIDE系に統一をかけた。もはやCPUの速度が速くなっていて、足かせにならなくなったということもあり、また同時にSCSI機器が一気に減っていってしまったこともある。それもあってCD-RドライブもATAPIに切り替えた。ただ今回選んだTeacの532EはTeac製にしては悲しい経験をしたドライブで、100枚程度焼いたところで壊れてしまい、その際に保証があったのでドライブを交換してもらったんだけど、このときにもう532Eがなかったことで後継モデルの540Eにしたんだけど、これもあまりよろしくなかった。どうもこのあたりのモデルから内製でなく、OEM製になったとの話も効いており、いよいよもってTeac伝説は終焉を迎えたんだなと感じた。この後、DVD-Rドライブへのシフトへ従いTeac製を買うことはなくなるのであった。
Windows2000時代は非常に長く、またパソコンも長く使うことになった。このPenrium4時代はかなり長く4年近くはWindows2000と組み合わせて使っていた。もはやWindows2000時代ではこのぐらいのスペックがあれば十分になってしまい、別段作業をする際には何も問題がなくなってしまったからだ。また、メモリも32bitOS最大の4GBを早々に搭載していたので全く問題なくなってしまったこともある。このあとはHDDを少しずつ追加や変更することがメインになっていく。
この時代はゲームも買わなくなり、実質エミュレータ関係がさらに進化しており、そっちがメインで動いていた。すでにPS2が主流だったが、PS1がエミュレータでようやく快適に動作するレベルになってきたこともあり、こういった感じの使い方が増えてきた。あとは動画作成及び編集。まだまだ動画に関しては厳しかったが、それでもかなり快適になったことには間違いない。
Windows2000時代はここまで。このあとの買い替えの際はWindowsXPに本格シフトし、いよいよもってますますパソコンを買い換えなくなるわけである。それはまた次回にでも。