さすがにこの歳にもなってくると恐ろしく色々なものを見てきたんだなと改めて感じる。今のアラフォー世代は間違いなくサブカルチャーを直に体感した生き字引なものなんじゃないかなと思う。色々と中途連載中だがやはりパソコンと非常に近いゲーム機関係も語ってみようと思う。
初回はファミコン前夜。この時代はまだまだ実験的な物が多く、今で言えばスマホゲーム以下のものばかりだったが、それでも当時子供だった自分を含めて遊んでいたものだ。
自分が最初に買ってもらったゲームはこれ。
これは結構知ってる人がいるんじゃないかなぁ。家庭用ででた初めてのカセット式のゲーム機でファミコンが出る前は持ってる人が多かったと思う。ソフトもある有名な「きこりの良作」とかこの辺が有名かな?「アストロコマンド」や「ギャラクシアン」「パクパクモンスター」「モンスターマンション」「モンスターブロック」「エレベーターパニック」と結構持ってた。当時はソフトやすかったしね。きこりの与作はX68000にその後勝手に移植されてた。確かイノシシ倒すためのモーションが1モーションしか無くてそのタイミング以外で斧降ると絶対やられるというすげえ仕様だった。当時はモーション完全にマスターしてイノシシぶった切りまくってたけど。ギャラクシアンもニコニコ動画からWindowsに勝手に移植したやつ発見してやったけど音がそのままで懐かしかった。あれはうまくハードウェアの低さに対応したおもしろいゲームだった。パクパクモンスターとモンスターブロックは上下左右が左からのボタンでそれぞれ割り振られていたから最初すげえやりにくかったけど最終的には30分ぐらい続けて出来るぐらいまでマスターした。とにかくやるゲームがほんとない時代だったので、やるときはやるけどやらないときは全然やらないって感じだった。
この時代はまだゲームの夜明けみたいなもので、そこまでゲームに本格的にはまってるとか言う感じはなかった。あくまで娯楽の中の一貫という感じで、ゲームだけでなくトランプとかあとドンジャラ(この辺もそのうち話すか)とかこういった遊びの中の一つと言う感じでもあった。
あと、テレビがまだ娯楽の中心だったこともあってずっとゲームで占拠するというわけにもいかなかったし。特に土曜は九州北部地域では、夕方にアニメ、18時からはテレ東系のロボットアニメ(ゴッドシグマとかダルタニアスとかああいうの)が遅れ放映、引き続きタイムボカンシリーズ、日本昔ばなし、クイズダービー、全員集合と言う今にして思えばまさに最強ラインナップが普通にあった時代で、ゲームばかりやってられない状態でした。
なので、ゲームと言ってもそこまで生活に入り込んでおらず、まだまだ娯楽の一貫という意味合いが濃い時代でもあった。
ファミコン前夜はまさにまだまだ娯楽が出来上がっていない試行錯誤中に実験的なものも含めて生み出されたものだったのだろう。ゲームはゲームセンターで遊ぶものと言うのがまだまだ色濃く現れている時代でもあったのだ。
ただ、この流れも怪物ファミコンの登場で一気に激変していくのである。