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サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

ゲーム機列伝③ スーファミまでの流れ

ファミコンが出て市場が拡大しつつも落ち着いてくると対抗馬も当然出てくる。中でも10年近くは頑張っていたメガドライブPCエンジンを話してみようと思う。

setoalpha.hatenablog.com

ファミコンが出て2~3年たってくると市場も淘汰され、ファミコン以前&ファミコンと同時に出ていたゲーム機の大半は瀕死の状態で淘汰されることになる。消費者がより安くて良い商品を選ぶのは市場の原理であり、それを考えるとファミコンのコストパフォマンスと対性能比と言うのは圧倒的であった。

そんな中、対抗馬として最初に発売されたのがご存知PCエンジン。1987年10月にこのPCエンジンは発売される。値段こそファミコンよりも1万高い24,800円と言う設定ながら、当時のハドソンが音頭を取り当時ゲーム機参入の機会を伺っていたとも言われるNECの協力を得て市場に送り出したというわけだ。

特に性能的にはファミコンより圧倒的に高く、当時さらに性能が上がっていたアーケードゲームとの差をさらに縮めたと言う意味のあるハードでもある。CPUはファミコンに使われていたCPUのアッパーバージョン的なものを使いグラフィック性能はファミコンよりも高速でかつ高性能と言うハードでまたその後のCD-ROM2への対応を見る限り非常に将来性の高かったゲーム機とも言えるだろう。

また、当時のハドソンとの関係が深かったコロコロコミックを使ってプロモーションを行い、初期には当時子どもたちに大人気だったビックリマンキャラクターをつかったビックリマンワールド(中身はモンスターランドのキャラクターを変更した改変ソフトだったが、かなり高い再現度であった)、また、当時これまた絶大な人気を誇ったカトちゃんケンちゃん等そのグラフィック能力をアピールし、R-TYPEの登場で一気に普及したとも言える。R-TYPEは当時リバースエンジニアリングしたのでは?と言う話が出るくらい完成度が非常に高く、PCエンジンのキラーソフトにもなったわけだ。また、ナムコアーケードゲームの移植が多くその完成度の高さも光るところがある。

そんな中第二の伏兵としてポストファミコンとして発売されたPCエンジンは、この後CD-ROM2の発売で、当時としては容量的な制限がほぼなくなったことでパソコンゲームの移植が中心に行われ、またグラフィック重視のアニメーションゲーム等の確立等、一定のシェアを取りつつも独自の路線に走っていくことになる。

また、PCエンジンが発売されて一年後セガメガドライブを発売することになる。こちらはCPUにMC68000を採用。サブCPUにZ80を搭載し、また音源にはFM音源を採用するなど、当時のアーケードゲームで標準的に使われていたシステムをそのまま持ってきたと言う感じである。こちらもPCエンジン同様一定の支持を得ており、初期の獣王記スペースハリアーIIなどを中心にアーケードゲームの移植度が非常にたかく特にアーケードゲームを中心にやってきているゲーマー達の支持が強かった。

こちらもPCエンジン同様にポストファミコンとして発売されており、一定のシェアを取りつつもアーケードゲーム中心という路線を軸に販売されていく。ただ、このアーケードゲーム移植と言うのは諸刃の剣でもあり、なにせこの時代のアーケードゲームの進化スピードはかなり速く、なかなか完全移植するには厳しくなっていくわけで、そういう意味でどうしてもアーケードゲームに頼りがちなメガドライブにとっては厳しくなっていくわけだが、そんな中名作ソニック・ザ・ヘッジホッグや今もつづくのファンタジースターシリーズなどが生まれてきてたのはこのメガドライブの時代でもある。一応メガドライブメガCDでCD-ROMに対応してきたが、PCエンジンがその中期以降ほぼ大半がCD-ROMベースになったことに対して、メガドライブのCD-ROMの対応はそこまで多くなく、正直成功したかどうかと言う限りではあまりよろしくなかったのではないかとは思う。メガCDの場合はこの後に出るサターンのCD-ROM対応への布石かデータ収集と言う面が強かったのかな?とも思ったりもするが…。

という感じで、PCエンジンメガドライブとポストファミコンとして2機種が発売されるわけだが、最終的にはファミコンの牙城を崩すまではいかなかった。と言うのもゲームはグラフィックだけではないと言う面もあるかもしれないが、この2機種が発売された時期は家庭用ゲーム機ではRPGがかなり勝敗を占めており、いかに面白いRPGが出来るかどうかが決め手でもあったと思う。もちろんそれ以外のソフトもあったが、家でじっくりプレイするのにはRPGが最適だったのではないかと。その点ファミコンではドラクエとFFのヒットでいろいろな亜種のRPGも生まれてきており、それをやりたいがために買うというユーザーも多かった。そしてちょうどファミコンがほぼ限界まで行ったところでスーファミがいよいよ発売されるわけである。

スーファミの時代はまさにゲームバブル絶頂期とも言えるのだが、それはまた次にでも話すことにする。今にして思えばスーファミの時代はゲームの可能性が高まり、そして同時に今のPS4時代への布石のようなものが生み出された時代だと感じる。