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サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

ゲーム機列伝④ スーファミ発売

ゲーム

 1990年にいよいよポストファミコンの大本命スーパーファミコンが発売する。もはや発売される前から大ヒットは約束されていたのであるが、スーファミの全盛期も含めて話そうと思う。

setoalpha.hatenablog.com

スーファミの初期のラインナップは『スーパーマリオF-ZERO』後にパイロットウイングスグラディウスIII、ファイナルファイト他という数である。

今からしてみたら数は少ないのだが、以前語ったPCエンジンメガドライブもそんなもので、当時はまだ発売後に一気にソフトを出していく等と言う手法ではなく、手堅くそのハードウェアの特徴を出したソフトを準備してお目見えみたいな感じでじっくりと進めていくというやり方でもあった。スーファミももちろんその機能のお目見えと言うソフトで、スーパーマリオで拡大縮小機能、F-ZEROで今までのスクロール型から箱庭型への高速レースゲームと言う新たな世界を出してきた。

マリオは当時絶大な人気を誇っており、スーファミの機能を見せるのには非常に都合の良いソフトだったし、F-ZEROで新たなレースゲームの世界を見せ、その後パイロットウイングスで拡大縮小機能を最大限使い、グラディウスIIIやファイナルファイトアーケードゲーム再現性も見せてきたと考えると非常に考えられたラインナップとも言える。発売一ヶ月以内にRPG以外の新たな可能性をすでに示してきたとも言えるだろう。

グラディウスIIIやファイナルファイトはアーケードの完全移植とは言えなかったが、スーファミのポテンシャルは十分認められ、その後アーケードのアレンジ移植等を含めて今後のスタンダートとなっていく。また唯一発売していなかったRPGスクウェアからファイナルファンタジーIVが発売されこの時点でスーファミの成功はもはや目に見える形になってきた。

エンカウントの際のモザイク処理やアクティブタイムバトル等、様々な新しい機能をひっさげて登場したファイナルファンタジーIVは当時のスーファミの勢いをさらにつけるだけの存在であった。なにせ当時のスクウェアファミコン時代に続きビジュアル重視のスーファミに移行したことで一気に花が開こうとしていたときで、発売したばかりのスーファミを牽引するのに十分な存在感があった。以降スーファミRPGはこのファイナルファンタジーIVが基準となってしまうため、他のメーカーはさぞ困ったであろうが…。

その後ゼルダの伝説 神々のトライフォース、ロマンシング・サガ、聖剣伝説マリオカート等、また性能アップしたことによりパソコンからのゲーム移植も増え、信長の野望を筆頭としたシミュレーションゲーム等とにかくこの時代は今も続く人気作が発売されたり、さらなる飛躍を遂げた時代であり、ファミコンからの流れを完全に引き継いだスーファミはとにかくソフトも大量に出まくり、先行していたPCエンジンメガドライブも一瞬に抜き去り、一気にシェアを取っていく。アーケードからの移植も若干アレンジがかかるものの、家庭用と割り切れば十分の完成度で、ストIIを始め当時の人気タイトルはかなり移植されていた。

またファミコン時代からのRPGの流れもそのまま引き継ぎ、ファイナルファンタジーシリーズはもちろんドラクエ女神転生等人気タイトルのそのすべては続編物がスーファミで発売されることになり、RPGに関しては完全に独占状態となっていく。

当時はまだまだRPG人気が高い時代で、スーファミになってさらに高性能化したため、グラフィック等の向上も図られ、その恩恵を受けたメーカーは特に飛躍し、スーファミ時代はRPGの名作が特に多く生まれ今も愛されるシリーズを含めて今も続いているものが多い。

もちろんスーファミにも弱点がなかったわけではない。もともとはファミコンとの互換をつけるという流れであったが、コスト等の関係からこの機能はオミットされる。また、CPUの速度がいまいち遅いと言うこともあり、シミュレーションゲーム等の思考タイプのゲームでは若干思考時間が長くなるため少し待ち時間が長かったり、またCPU速度の遅さは後期では特に顕著になってきており、画面の切り替え等の時間処理が長くなったりとネックにはなっていたようである。他にも音源が少々メモリを使うということで、当時の少ないメモリでのやりくりが厳しく、またうまく使いこなせないとうまく音源が出てくれない等と言った癖もあったようで、音楽に関してはメーカーによってかなりの差があった。スクウェアエニックスは非常に良いのだが、全体としてみると微妙な音源だったというメーカーも多い…。キャプテン翼IIIなどもかなり爽快なのに、イースIIIはひどいし…。

ともあれ、スーファミはまさにヒットが約束されていたゲーム機でもあり、ゲームバブルがまだまだ発生している時代に出たこともあり、とにかく当然のように売れていった。このスーファミバブルはこの期95年ぐらいまで続くことになる。この時代学生であった自分ももちろん後期に購入したが、ゲームが一番おもしろかった時代でもあったと思う。この時代に確立されたシリーズ物は今も続くものが多く、家庭用ゲーム機のなかでもスーファミの存在は圧倒的だったが、この圧倒的すぎた存在であまりにも高慢になってしまった任天堂は次のN64から悪夢がスタートするわけになるのだが、それに関しては次回以降に。