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サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

ゲーム機列伝⑤ ゲームボーイ

ゲーム

ファミコンで家庭のテレビを占拠した任天堂はその後携帯ゲーム機にも手を出すが、これも大ヒットとなる。

setoalpha.hatenablog.com

任天堂はそもそも携帯用ゲーム機としてゲーム&ウォッチを80年台前半に出していた。有名なところにオクトパスや二画面のドンキーコング等もあるが、ファミコンが出た後はしばらく鳴りを潜めていた。

そんな中、89年に突然ゲームボーイを発売する。開発に対しての紆余曲折はすでにいろいろな場所で語られているので今回はスルーするが、このゲームボーイは当時大ヒットとなる。なにせ発売後速攻売り切れになって品切れ状態がしばらく続いていたのだ。スーファミも品切れが続いてはいたがゲームボーイはそれ以上にひどく、とにかくなかなか入手できないシロモノであった。初期のキラーソフトはスーパーマリオランドよりもテトリスであり、対戦ケーブルの存在がこのテトリスを更に熱くさせ、とにかくテトリスで子どもたちが対戦するという感じであった。今も続く対戦型テトリスの基本ルールはこのゲームボーイで出来上がっており、そう考えると非常に優れたソフトだったとも言える。

スーファミはこの二年後に発売されるが、ゲームボーイは非常に売れ、ハードウェア的な制限もあり大半はファミコンの外伝的なソフトも多かったのだが同時に数々の名作も生まれてくる。秀逸な出来のゼルダの伝説 夢をみる島や、スーパーマリオランドシリーズ等の任天堂のアレンジ移植に星のカービィ等。また今も根強い人気のスーパーロボット大戦ゲームボーイからそのシリーズはスタートしている。他にもスクウェアサガシリーズ聖剣伝説などもこのゲームボーイからのスタートになる。サガシリーズゲームボーイ初のRPGであり、また当時のスクウェアの勢いからも非常に注目されていたソフトでもあった。このサガと聖剣伝説はこの後にスーファミロマンシングサガとしての新シリーズに、聖剣伝説は続編がリリースされゲーマーの間でも親しまれることになる。

また、ゲームボーイのすごいところは、すでに市場としてほぼ終了していた段階で、今も続く大ヒットシリーズのポケモンがリリースされたことがある。ポケモンはなんと96年発売と言うすでにスーファミも下火でPSやSSの時代に誕生したにも関わらず、大ヒットし、ここからゲームボーイが再度熱がつきソフトがまた売り出されていったという普通では考えられない売れ方をしており、そういう意味でも非常に息の長いハードでもあった。

他にもゲームボーイの特徴は当時発売された携帯ゲーム機(ゲームギアPCエンジンGT)とくらべてもグラフィック能力(液晶性能)やCPU速度は全く下であったが、任天堂のゲームづくりとサードパーティの充実、先行で出したことによる優位点、低価格と多数の点で圧倒した。一番は電池の時間があるだろう。普通にアルカリ電池4本で24時間以上稼働することが大きかっただろう。なにせ他の機種は同じアルカリ電池4本で3~4時間程度しか稼働しなく、その点でのアドバンテージが大きかった。もちろんアダプターもあるが、アダプターは家の中で使うものであって、特に通信ケーブル等を使う関係で外でゲームをする場合この電池時間の持ちは非常に都合が良かったとも言える。

ちょうどファミコン世代からスーファミ世代の全世代をカバーし続けたゲームボーイは最終的にカラーバリエーションを経た後に、ポケット、ライトとバージョンアップを続ける。またスーファミとの連動でスーパーゲームボーイも発売され、とにかく息の長い商品として十二分にその役割を続け、その後アドバンスへとバトンタッチをすることになる。

当時としてはカセット式の持ち運べる携帯ゲーム機の存在は非常に大きく、こぞってみなこのゲームボーイで遊んだものだ。なにせ息が長かったせいか世代によって代表的なソフトは皆違うのだろうが、初期組からすればファミコンからのアレンジ移植やスクウェア系を代表とするRPG、中期~後期組からすればポケモンを代表とするソフトであろう。ここまで長く愛されたゲーム機は非常にまれである。等の任天堂ですらポケモンの大ヒットで延命されることは予想すらしていなかっただろう。なにせ初期のゲームボーイユーザーたちはもうその時は完全にゲームボーイを卒業してPSなりSSに移っていたわけだから。

そんな自分のゲームボーイの思い出といえばやはりテトリス。そしてスクウェア系のRPG。他にも色々と遊んだけど、この2種類が圧倒的ですね。ただ、ファミコン以上にゲームボーイの思い入れのソフトは人それぞれで多数に渡ると思う。干支が一周するまで売れていたゲーム機はもうゲームボーイ以外はでないんじゃないかな…。