三回目の今回はスーファミ以降に出たゲーム機のエミュレータをざっくり紹介していこうと思う。ざっくりというのはこの時期のエミュレータは実のところあまりまともに触っていないため。とは言うものの大半はある程度使用しているので参考程度にはなるとは思う。
PlayStation → ePsxe
ePSXe - PSエミュレータ @ ウィキ - アットウィキ
ご存知スーファミ時代も終わりその後覇者を奪ったPSであるが、こちらももちろんエミュレータは存在する。初期はbleemというある意味伝説?のエミュレータがあったんだけど、結局最終的にはこのePSXeに落ち着くと思う。
このエミュレータはプラグイン導入型で少々とっつきにくいんだけど、慣れてしまえばそうでもない。プラグインもすでに枯れていて現状のPCであればスペックはむしろオーバースペックに近いので、OpenGL系のグラフィックプラグインにEternal SPU、P.E.Op.S. PSX CDRをいれればほぼ問題なく動くでしょう。グラフィックプラグインもコンフィグ設定でNice押して解像度だけ調整すれば普通に動くのでまあ困ることもないでしょう。ただ、加速してぷれいしたいのならOpenGL系よりもDirectX系の方が加速度は高いです。もう今のスペックはPCが凄まじく早くなってるのでDirectX系で汎用タイプを使ったほうがいいのかもしれません。
起動後は画面の上側に独特のアイコンが現れたりしますが、ある程度なれれば大体どんな感じかわかるし、もちろん加速モードやステートセーブ機能も搭載。加速モードはキャラクターが喋ってるときだけ等速にできる設定もあったりして結構快適です。まあ、普通は面倒なので加速させっぱなしになるんですけどね(スパロボの敵のターンとか)。あとCD-ROMの読み込みは爆速になるので変に制御されているソフト(FF7とかあのへん)でなければNowLoadingは速攻で終わります。Daemon辺りでisoイメージにして起動するとほとんどノーウェイトなのでまあ実機より快適ですね。とっつきはかなり悪いソフトだけど使っていって慣れればそうでもないし、間をおいて起動して案外思い出すものなのでこれを一押ししておきます。
PlayStarion2 → PCSX2
PCSX2(PS2エミュレータ)の導入&使用方法 - NAVER まとめ
こちらも基本はepsxe同様にプラグインタイプ。面白いところはチート機能対応なので、普通にチートコードが使えるところ。たださすがにPS2は少々重たい部類になるので、内蔵GPU等では少々動作が厳しいと思います。最低限とはいえCorei7 2600Kクラス、Geforce650以降あたりが欲しいところ。これでも重たい3Dを全力で使ってるタイプのゲームは結構厳しかったりします。ただ、そこそこ快適に動きますし、現行PCであれば少し古くてもCorei7系が乗っていてそこそこのGPUがあればまあなんとかなります。自分はi7 2600KとGeforce430とかで動かしてたけどそれでも下手なゲーム以外なら普通にプレイできました。PS1同様にプラグインタイプなんだけど、設定項目がかなり簡素化されているのでエミュレータに慣れていればそこまで難しくはないと思います。
GameBoyAdvance → VisualBoyAdvence
Visualboy Advance 1.8.0 - ダウンロード
ゲームボーイアドバンス対応のエミュレータはこれ一択。ほかはいらないと思います。少し動作挙動が引っかかったりする感じはありますが、まあ問題はありません。チート対応からステートセーブ、加速機能までとほぼ全機能を網羅しており、またやろうと思えばゲームボーイも動きます。とにかく安定性は抜群で何も問題はないでしょう。過去のスーファミエミュレータに比べると少し重くなっており、少々要求スペックは上がりますが、それでも現行のCoreシリーズ以降であれば余裕で、何も問題なく普通に動いてくれます。画面が大きくなる分実機よりやりやすいと思います。
NinteodoDS → DeSmuME
DeSmuME - NDSエミュレータWiki - アットウィキ
DSエミュは設定云々よりもとにかくPCの要求スペックがかなり高く、Sandy以降のCPUにできればGeforce650以上ぐらいがほしいところ。これ以下のスペックだと結構音周りが引っかかる感じがあるので一応プレイはできるものの音楽を少々犠牲にする場合が出てくる。なお、やった感じ64bit版よりもx86版の方が安定性が高い感じです。設定等が少しわかりにくい(というか項目が多すぎる)のが難点ですが、3DセッティングはOpenGLのX4にしてWindowsサイズで調整すれば初期設定はそれで問題ないでしょう。機能は加速機能(とはいえフレームリミット解除タイプなので速度指定タイプではない)にステートセーブ機能とほぼ問題なし。むしろ本家版よりも勝手に改造したX432Rの出来が素晴らしく、こっちをおすすめします。OpenGL系の設定を変更すればグラフィックがかなり細かく書き換えられて実機の解像度を超える状態になります(上画面)。ちなみにソフトレンダーでもできるんだけどクソみたいに重くなるので相当高スペックPCでもない限りやめたほうがいいでしょう。あと当然のように高画質モードでの要求スペックはかなりたかく、OpenGLでさえi7-2600K程度では時折処理落ちします。多分快適にしたいのであればi7-6x00系以上ぐらいがいるのでしょう。まあ、画質アップを図らなければそこまで準備しなくてもいいんですけどね。ただ一回高画質見ると正直戻れません…。
それでも普通に使うなら十二分に使えるのでDSやるならこのエミュでほぼ決定ですね。
PSP → PPSSPP
PSPもほぼ一択。かなり完成度が高く快適にプレイできます。PCはそこそこのスペックが必要でDSエミュが動くぐらいであれば特に問題ないでしょう。このエミュレータもほぼ機能は問題なくついていますが、Andoroid版も出ており、現行の泥スマや泥タブであれば何も問題なく動きます。タッチパネル操作さえ気にしなければ快適にプレイできますし、PC版よりも携帯機で持ち運べるのでそちらを選んでもいいでしょう。再現度もかなり高く時折グラフィックが暗くなったりしたりしますが、プレイするには特に問題はなく、非常に快適にプレイできると思います。
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後半はかなり端折って説明しましたが、エミュレータ自体は色々調べれば使い方設定その他出てくるので、とりあえず自分が今まで使ってきて使いやすかったり動作が快適だったものを選んでみました。正直PS2エミュ以降は結構なスペックが必要なので難しいのですが、それでもSandy以降のPCであればぼちぼち動くので参考程度にでもしてくれれば幸いです。
次回は16bitPCのエミュレータを簡単に説明してみようと思います。