サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

今までメインで使ってきたWindowsOS④ Windows2000編

 WindowsMeを一年足らずで使い捨て、ようやく本命のWindows2000へと移行する。当時のWindows2000の状況を少し振り返りつつ話してみようと思う。

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さて、Windows2000であるが、Windows系OSの中でもかなり長く使ったほうでもあった。WindowsXPが速攻発売されたのだが、まだまだ当時としてはスペック的にも重い部類で、当時はPentiumIIIからちょうどPentium4の2.4Ghz(NorthWood)に切り替えたばかり。メモリは32BitOS最大の4GBのせて使っていたが、このWindows2000はそこまでスペックを上げてしまえば相当に快適に使えるOSでもあった。また、どうしてもSPが出るまではということもあったのもある。WindowsOSは基本SPがある程度出て来て安定性が上がるまで移行してなかったんだが、Windows2000もSP2が出て移行してるし、XPもそこまで待つ感じであった。

この2000だが、安定性はピカイチで今まで使ってきていた98やMeはなんだったのだろうとかそういうレベルである。また、NT4.0と違ってある程度は16bitアプリも対応してくれて、エミュレータその他もほぼ問題なく動く。同時にMeであったUSB周りの妙な不具合も当然ない。とにかく安定性という面と互換性と言う面で初めてヘビーに使っても問題ないWindowsだったとも言えるだろう。

ただそれでも後期(2005年ぐらい)まで使ってくるとどうしても不安定さが表に出てきて、エクスプローラーが不正な処理で落ちることが多少は発生してくる。ただ、NT系OSはエクスプローラーが持っていかれても即エクスプローラーの再起動がかかるため、アプリまで持っていかれることはそうそうなく、単純に作業をすべて保存してOSの再起動で問題なく使えるのでそこまで苦はなかった。

このWindows2000ではアプリ系からゲーム、エミュレータまでかなり使っていたが、不具合も滅多になく非常に快適だった覚えがある。まあまれに動かないソフト(Windows95時代のもの)があったものの、本当にまれだったので気にしなくて良いレベルだった。

唯一の欠点はゲームをする際に当時IO-DATAのIF-SEGAを使っていたのだが、このドライバーが32bit系OSには対応しておらず、サターンパッドが使えなくなってしまったこと。ここだけが難点だったが、有志の作成してくれたオリジナルドライバーのおかげでWindows2000でも引き続き使用可能になり、このネックも解決してくれた。当時はPSエミュがちょうど全盛期だったこともありかなりエミュレータでゲームを楽しんでいて、ハードオフ等で格安で古いゲームを買ってきて遊んでいたこともあったので、非常に助かったものである。最近の最新マザボはすでにPCIスロットが無いため、需要もかなり減ったんだけど、それでも未だに愛用されてる方も多いようで、当時PCIスロット版を買った方は末永くお使いください。ちなみにPCIスロット版のIF-SEGAは流通数が相当に少ないため、今や絶版レベルで手に入らないです。

そんな感じで使っていましたが、最終的に時代の流れ的にWindowsXPにシフト。一度ためしで使ってみたところ、LUNAを切れば実質Windows2000とほぼ同じで、細かい所の使い勝手が非常によくなっていたため、一旦は戻したものの、結局XPに移行しました。移行した最大の理由は再インストール時間。Windows2000とか以前に古いOSは再インストールする際に、最新のSPのインストールからWindowsUpdateまですべて入れると結構な時間が取られるため、最新のOSの方が素早くインストール出来ること。また、やはり最新のOSは非常に使い勝手が良くなってきていて、それと同時にハードウェアの進化もあって、Windows2000ではむしろハードウェア的にすでにOSがボトルネックなってきていたこと。結局OSは最新のものがある程度安定した時点で移行するのがいいんですよね。最初は少し戸惑うけど最終的になれてしまえば古いOSの方が使い勝手が悪くなる。こんなもんですからね。

世間的にはWindowsXPで9x系OSとの統合が完成したと言われてますが、自分は2000でほとんど完成していたと思います。ただ、細かい所の調整と2000はやはり法人向けだったということで割り切っていた機能を追加したのがXPだったと思います。XPの安定性が向上するまで2000でお世話になっていましたが、シンプルにという意味では一番使いやすかったOSだったと思います。