サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

Windows夜明け前のパソコン事情② X68000

という感じで、遅ればせながらPC-98X68000というパソコンを入手したわけだけど、さすがに時代的にもう枯れ始めてた時期(絶頂期ちょいあと)だっただけあって、当時の中古ゲーム市場も含めて黄金期に近い時代だった。

前回↓
setoalpha.hatenablog.com


90年台半ばからスタートしたことで、中古市場は両方共絶頂期。ほぼすべてのゲームソフトが大量にあった状態で、価格も安価。当時やりたいゲームはほとんど中古で購入してた。
今回は特にX68000について当時の事情を語ってみようと思う。

当時(95年~98年ぐらい)はまだX68000関係の周辺機器も販売してて、特にツクモがかなり力を入れていたこともあって、SCSIボード等がまだ普通に入手できる時代だった。
正直本体よりも高いんじゃね?
って感じでSCSIボードやMIDIボードを買ってたんだけど、ある意味枯れ始めてた時期ってこともあって、入手もまだまだ余裕。

そんな中、まだ家庭用ゲーム機はPS&SSが出たばかりってこともあって、レトロ系アーケードゲームや本格的なマニアックゲームはPC主体ということもあって、主にアーケードの移植系ゲームを当時のX68000で楽しんだもの。
スターフォースやグラIIゴーファー、ネメシス90改とかあのあたりを中心に初期のゲーム、パックマニア等で遊んでた。

当時のX68000FDDベースのゲームが大半でかつ一度読み込めばデータをすべてオンメモリで動かす仕様のゲームが多かったので、最初の読み込み時間を待てば起動後はメモリ上で動くため、ディスクアクセスが全く無いというゲームも多かったもの。もちろん、FDDの枚数が多いゲームはそうではなかったけど、それでもFDD2枚組というゲームが多かったため、その恩恵は十分に味わった。

その後さらなる快適を求めるため、SCSIカード購入+MOドライブ購入でHDDインストール系のゲームも楽しんだし、MIDI音源を購入してMIDI対応ゲームも楽しんだりした。X68000は初期モデルのHDDはアクセス速度が遅かったこともあって、最新のMOのほうが速かったりして逆転現象も起きてたんだけど、MOを使う場合、MOのモードをHDDモードにしないと正常に動かなかったりして少し癖があったので、そういう無駄な知識も入れる必要があったけど…。あと、エメラルドドラゴンのHDDインストールはもろに手動だったのでえらいことになったけど…

という感じで、90年台半ば~後半にかけてというタイミングの良さもあってX68000というパソコンを非常に安価で当時は楽しませていただきました。他にもTDQシリーズ等同人ゲームもクオリティ高かったし、そういう意味では円熟期に楽しめて運が良かったんだなと本当に思いますね。