サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

今まで買って乗ってきた車

今回は今まで実際に買って乗ってきた車を紹介してみようと思う。地元に帰ってきてからは車がないと生活ができないので、買うことになるんだけどそんな中最初に買った車がトヨタのトレノAE111 BZR、二台目がマツダRX-8 TYPE S、三台目がトヨタマークX G's仕様。今がレクサスIS300。

トヨタ トレノAR111 BZR

最初のトレノは一番最初に買ったんだけど、個人的にはこの車は選んでよかったと思う。5ナンバー車で全幅が1,695mm。全長も4,305mmと短くコンパクトで最初になれるという意味では非常に都合がよかった。唯一の欠点は駆動形式がFFだったことと、2ドアクーペが故に後ろが絶望的に狭かったこと。まあ後ろは荷物置きと割り切っていたのでそこまでは苦痛ではなかったけど。トランクが狭いとかそういうところもあったんだけど、クーペにしてはそこまで小さくなかったので悪くなかったです。1.6Lなので税金が無駄に高いのがアレでしたけどね。

買ったのはAT車だったけどそこまで気にはしなかったかな~。高速域でも結構安定してて悪くなかったですね。挙動もタイヤの口径にしては比較的安定してて可もなく不可もない感じ。変な加速もなかったし癖がないという意味では一台目に選んで良かったと思います。ただ結婚その他に伴い3年弱で手放すことになる。

マツダ RX-8 TypeS

二台目はRX-8。こっちはMT6速を選択。後ろがないトレノに対して一応ながらも後ろがある変則4ドアクーペとして選択。サイズも3ナンバーとはいえ全幅は1,770mmで短め、全長も4,435mmと非常にコンパクトで特に小回りがかなり効く。変則クーペとはいえ実際使ってみてまあ子供が小学生低学年までであれば問題なく使える車ですね。あと大人が四人乗っても2時間以内であれば十分耐えられるサイズ。センターにコンソールが通ってるのでジャスト4人乗り。2ドアクーペに近いサイズでこの居住性はなかなかないと思います。

この車はとにかくよく曲がる車だった。ロータリーといえば加速というイメージがあるけど、これはノンターボなので加速はそんなに伸びなくてむしろカーブで本領発揮する車。とにかくカーブの運転が本当にやりやすかった。安定感も非常によかったです。なので高速道路よりも信号のない一般道を通るほうが楽しかったです。

ただ欠点もあって後期型はわかんないんだけど、前期型と前期マイチェン型はMTのギア比が合ってなかったような気がする。3速と4速がちょっと離れてる感じがした。あと、15万キロ超えてくるとドアのあたりからギシギシ音が出てきてた。これは多分にBピラーが後部ドアと一体化してるからだと思う。実際走行中にドアを少し押さえつけると音は消えていたので設計上どうしようもなかったんだろうなと。さらに15万キロ以上走るとアイドリングが不安定になってくる。これはロータリーエンジンが故の宿命に近いと思う。最後の3年弱はかなり運転がやりにくかった。アイドリング中にエンストするんだもん。信号待ちとか本当にキツかった。

最終的には乗りすぎで車にガタが来て廃車。最後はエンジンすらかからなくなった。20万キロ以上乗ったんだけどこれ7年しか乗ってないんだよね。なので子供が小学生に上がるタイミングで買い換える羽目になった。

トヨタ マークX G's 250

G'sモデルを出た瞬間買ったマークX。家族が4人になったのでさすがに普通のセダンってことで選んだんだけど、せめてもの抵抗でG'sを選択しました。サイズはだいぶ大きくなってきてそれでも全幅が1,780mmで10mmしか違わないんだけどRX-8と違って室内が広くなっていて同じぐらいのサイズなのにすごく大きく感じた。問題は全長の方で4,770mmはさすがにでかい300mm強も長くなってるのはかなり大きく感じた。コンパクトな車になれてたこともあって最初は正直かなり運転がやりにくかった。

正直普通のマークXを運転したことがないのでよくわかんないんだけど、この初代G'sモデルはとにかく足回りがかなり硬い。運転席にいるとそんなに気にはならないけど、後部座席は相当らしく高速道路の合わせ目等もろに拾うので下手に運転してると気分が悪くなると言われてた。ただ足回りがガチガチになっていることもあってか、やたらと曲がる車でもあった。相当無茶な速度で突っ込んでも曲がってくれててすげえなって思った。スポット溶接等増やしたこともあってか安定性は抜群で運転も楽でした。その後発売されたGRスポーツモデルは足回り等がさらに改善されてだいぶ乗り心地も良くなっているようですね。まあ初代のG'sの色々とスパルタンな仕様はぶっちゃけプロトタイプに近かったでしょうから。足回りは特に苦情が多かったらしいし…(あれ多分19インチだったことも絶対あると思う)。

でも個人的には満足するでした。もちろん欠点もあってG'sモデルで言えば2,500ccモデルはちょっとオーバースペックじゃないかなって感じた。タイヤは19インチだけど正直ここは18インチで十分だったかなって思う。タイヤ代馬鹿にならないからね。あとブレーキもやたらでかいやつつけてたけどやっぱり2,500ccだったらここまではいらないかなぁって。足回りはガッチガチだったけど、これはなんとも。一人で乗ることが多かったから運転する側からすればそんなに気にならなかったし。

当時マークXを買うときはレクサスIS-Fの中古買うかですごい悩んでて最終的にはこっちにしたけど(税金の関係もあった)買って悪くはなかったです。むしろオーバースペックすぎて無茶が相当出来る車でしたから。唯一不満だったのはスポーツモデルとして販売するんだったらちょうど同時期に発売した86に採用されたSPDS対応の6速ATを導入してほしかったかな。SPDSはそんなにコストは掛かってないみたいなので特にそう思いましたね。まあ86は新型車だったし、SPDSは86以外だと当時はレクサスIS-Fの8速ATでしか採用されていなかったこともあるんだろうけど。結局マイナーチェンジ後のGRスポーツでもSPDSは導入されてないところを見ると、マークXに最新仕様はいらないというトヨタ側の解答でもあったんでしょう。スポーツセダンという位置づけだっただけにSPDSだけでもマイチェンの時に導入していればだいぶ変わっていたと思います。少なくともこのあたりの選択が今年での終売という事になったこともあると思います。

マークXはもう終売してしまったんだけど県単位で見れば一部の地域はディーラー側で余剰生産してる可能性もあるので、GRスポーツは試乗車落ちぐらいしか可能性はないにしてもファイナルエディッションぐらいであれば色指定でなければ買える可能性はあると思います。ディーラーオプションは難しいだろうけど、ナビとかであれば特に問題ないと思うし、そういった意味ですでにオプションが付いているファイナルエディッションを狙うのはいけるんじゃないかなとは思います。まああくまで余剰生産ありきでの話なので地域によってはもう無理なところもあるだろうけど。FR車はもはや新車が絶望的なまでに高額なので狙うのであればもう最後でしょうね。

ちなみに乗ったのはちょうど6年。こちらもほぼ20万キロ乗りました。トヨタ車が丈夫というのはこういうところにもあると思うのは20万キロ乗ってるのに全然車体は安定してたこと。もちろんオイル交換は定期的にしてたこともあるけど、それでも車検時でも大きな故障もなく非常に安定してたこと。そりゃあエンジン音とかは運転開始時のアイドリングとかは少し大きくなってきてたけど、それでも運転して暖気が入ればアイドリングも静かになるし運転時も全然問題なかった。正直まだ10万ぐらい乗れるんじゃね?って思ったぐらい。最後まで不快音もなく非常に安定した走行の出来る車でした。公式の改造車に近いG'sモデルとはいえこの頑強さはびっくりでしたね。

レクサス IS300 Fスポーツ

今乗ってるのがこれ。全幅が少し広がって1,810mm正直幅は大きく感じたけど以外に慣れるのも早くもう気にならないですね。むしろ全長が4,680mmと100mm近く短くなったほうが大きくてかなり運転しやすくなりました。特に駐車場とか。

レクサスのセダンもFスポーツはかなり足回りが硬いという話だけど、もともとRX-8やG'sのガッチガチな足回りを乗ってきてたことも合って全然そう感じませんでした。ディーラーでも足回り結構硬いですよって言われたんだけど、家族からはG'sよりも後部座席は楽とか言われる始末。18インチになって少しインチが小さくなったり、Fスポーツはサスペンションが切り替え式になっているので通常時はそこまで固くないこともあるんだろうけど。あともちろんだけどこの車もよく曲がる。エンジンもヤマハ製4気筒のターボもいうほど悪くないと思う。加速すると吸気音がしてきてNAとは違った感じ。ただターボエンジンなこともあって最初は停止時からのスタートがかなりやりにくかった。マークXの感覚でアクセル踏むとポンって飛び出る感じで慣れるまでアクセルワークに少し苦労した。ボディの剛性も相当強いのかかなり安定して運転できる。あとハンドルが少し軽い。ただこれはなんとも言えなくてG'sマークXは結構ハンドルが重かったみたいで、実際マークXをずっと運転してたときは全くわかんなかったけどレクサスを試乗の際かなり軽く感じた。ただモードを切り替えれば重くなるので、一般道は軽く高速では重くということを考えれば運転はしやすくなった。また8速ATでSPDS対応ってのも悪くなく、高速道路で巡航走行時に下手にキックタウンが出ないように固定で8速に出来るのは燃費走行的な意味でもよく、またギアの変わる反応速度も相当に速いのもダイレクト感があってよい。これはマークXでもマイチェンで本当に導入してほしかったな~。それもあってか運転がとにかく楽になった。

ただ難点もある。よく曲がるは確かに曲がるんだけど、G'sマークXに比べると少し弱い気がした。ただG'sやGRスポーツはある意味スパルタンな仕様なのでこれは仕方ないかな。あと後部座席がどうしても狭い。女性や子供であれば問題はないんだろうけど、身長が170cmを超える人であれば少し狭く感じるかも。RX-8のときもそんな感じだったんだけど、このISは4ドアセダンとはいえどっちかといえばコンパクトセダンに近い。正直居住性はマークXの方が上。それから小物入れがかなり少ない。レクサスの中でもISは特に少ないみたいで、小物を入れる場所があまりないのでかなり困った。実質センターコンソールとグローブボックスのみ。しかもグローブボックスは車検証その他で半分以上しめられるのでかなり狭い。センターコンソールもコンパクトな形状なので結構せまい。今は二重底みたいな感じである程度加工して使っているけど、本当に小物入れとして考えたほうがいいかも。

なのでどっちかといえばレクサスISはクーペに近いセダンだと思う。その分車両サイズにしては小回りが効くし、非常にコンパクトに動ける。座面もセダンにしては低い方だと思う。G'sマークXも結構低い方だったんだけど、これは改造車だったからだと思えばレクサスISのFスポーツの座面も通常セダンに比べると低い方かなと。ただ、スポーツクーペでなくスポーツセダンと考えれば非常におもしろい車だと思う。色々と事情があって外車に乗れないとか、家族で乗る必要があるとか、他にもどうしても乗りまくるから丈夫な車がいいとかいう人には選択としてありだと思います。

 

 

 

 

とりあえずこんな感じで四台乗ってきました。どうしても直近で乗ってきた二台が記憶的にも新しいのでメインになってますが、どれも面白い車でした。さすがに今から買うとなるとトレノやRX-8は絶望的なんだけど、マークX以降であればまだまだ全然乗れると思います。特にマークXはタマ数も多く中古価格も安価なのでFRのセダン車に乗ってみたいのなら良い選択肢だと思います。できれば無理してでもG'sやGRスポーツを選んでほしいです。あれはマークXというよりは別物です。あとRX-8もぜひとも乗ってみてほしいけど、これは経年劣化が来てるものが多いからなるべく年式が新しいものを選ばないと結構ひどい目に合うかもしれません。燃費もすげえ悪いし(頑張ってリッター8kmぐらい)。あとロータリーは自分は奇跡的に20万キロまで走れたけど、本来10~15万キロぐらいでオーバーホールって言われてるみたいなのでそこも要注意。レクサスISは三代目のマイチェン前のモデルであればかなり値段が落ちてるので悪くないと思います。ただ前期モデルの250は6速ATのSPDS未対応なのでどうしても爽快度は落ちちゃうだろうけど。

ただぶっちゃけてしまえば、マークXコスパ的に一番でしょうね。中古のタマ数も多く年式もかなり多い。値段もピンからキリまででモデルも多数ある。安価なFRという意味では今が一番でしょう。それでいてセダンとしては十二分な広さ。ただこれもあと数年経てば良いタマは減ってくるだろうし、新車が終わった来年から再来年まで要注目でしょうね。