サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

弐寺旧曲紹介①

今もゲーセンでは続いてるキングオブ音ゲーとも言えるbeatmaniaIIDX弐寺だけど、現状自分は10th以降はあまりやらなくなって毎回新作が出ても数回でほぼやめてます。そんな中、今のプレイヤーには分からない初期の弐寺曲をランダムに語ってみようと思います。当時の状況を踏まえて記憶の中から話すので色々と変なところもあったりするけど、まあそれはそれで勘弁してくれということで。

とりあえず紹介するのは今も自分が比較的聴いてる曲をメインに話してみようと思います。

※今回の紹介にあたって公式ページを見てコメントをチェックしようと思ってたら、公式ページは旧作はほぼページを閉じていた…。あの楽曲コメントやIRでの結果もすべてなくなっていてすげえ悲しかった…。楽曲のコメントは消してほしくなかったなぁ。当時の楽曲者の思いや気持ちが書かれてて貴重な資料だったのに…。しかもCS版に至っては全部なくなって影形すらなかったよ(´・ω:;.:...

3/5追記

アーカイブにデータが残っていたのでそこにあるコメントを引用しました。


ABSOLUTE - dj TAKA

初出は4thStyle。

(公式ページコメントより)

多少ゲームならではの味付けはしてあるものの、このトラックはクラブシーンからインスパイアされたものなのです。
オレの周りでは、トランスのシーンって最近サイケデリックなものはやや下火な感じで、それよりもヴォーカルをフューチャーものや、雰囲気が明るめのトラックが目立っているような気がします。
そういう意味で、このトラックをクラブサウンドとしてとらえてくれたGOLIとのコラボレーションはオレにとっては大きな意味があり、初めてムービーを見せてもらったときには思わず涙がこぼれそうになった。
もちろん聞く人によって感じ方が違うのが音楽の面白いところだし、みんなには自分が感じるままにこのトラックを楽しんでもらえたらうれしいです。               ( dj TAKA )

いまやミスターIIDXとも言うべきdjTAKA氏の出世曲と言ってもいいと思います。この曲をゲーセンで聴いて弐寺に手を出した人も本当に多いのではないでしょうか?今の今に繋がるdjTAKAワールドを確立した曲だと思います。プレイの際にはかなりの人がこの曲を選び演奏をしていたものです。

また4thから初めて採用された筐体内選曲ランキングコースでも大半の店舗で上位1~5位の間に入っていて当時の人気っぷりは折り紙付き。他にも難易度も当時のレベルでは非常に手頃でまさにプレイヤー皆に愛された曲と言ってもいいでしょう。なおDP譜面も左右に散らすタイプになっていて、DPプレイヤーからみても当時の上級者への第一歩的な曲として重宝されたものです。


tiger YAMATO - LUV TO ME *disco mix* (HQ)

初出は1stStyle。

(公式ページコメントより)

beatmania 3rdMIXにおける名曲を、本場ディスコトラッカー?、tiger YAMATOがリミックス。普段は近寄れないコワーイ人で、私もなかなか話が出来ませんでした。
愛機、MC500とDX-7を持てば、恐ろしいほどの早い手つきで仕上げていきます。
プロフィールの情報以外は、不明であり、今後、化けの皮がはがされていくか、楽しみです。           

黎明期のbeatmaniaIIDXシリーズを支えたtiger Yamato氏の曲です。この曲は弐寺が発売された時点で人気曲でした。ちなみに自分はこの曲と初代Specialコースがどうしてもクリアーしたくて弐寺を始めたので、弐寺に手を出したきっかけの曲とも言えますね。

当時はGRADIUSIC CYBER、CELEBRATE、Prince on a starに並ぶ高難易度曲として君臨していました。また曲としての人気も高く初期弐寺を代表とする曲とも言えるでしょう。今では考えられませんが弐寺は2ndstyleぐらいまではかなり厳しい状況でインカムも相当に少なかったと思います。まあワンプレイが300円というなかなかにバブリーな環境というのもありましたがw。

今から見れば難易度も非常に低くなんてこと無い曲ですが、当時を知ってるプレイヤーからすれば各々で色々な思いがある曲だと思います。また当時はユーロビート系の曲も少なかったこともあり聴く側のインパクトもあったのではないかと思いますね。

残念なのはすでに現行バージョンでは削除曲とされており、結構前のバージョンから削除されていたため曲の存在を知らない人も多いこと。初期はこういう曲もあったんだよということで今回選んでみました。


beatmania IIDX (BGA) - B4U

初出はDDR4thMIX。弐寺では4thStyle

(公式ページコメントより)

この曲はD.D.R.4th MIXに於いてもNAOKIサウンド全開のアッパーなナンバーであり、エーレンGによるドライブ感溢れるMCと、鋭角なシンセリードやヒット音が、ビートにヤミツキのように絡みつき、レイブ感を更に引き立てている。
ゲーム上では、前半のキー配置もさることながら、後半はスクラッチが断続的に加わり、難易度はかなりのものだが、是非とも君だけのアッパーなグルーブを創り出して欲しい!!                                                                                   ( NAOKI )

弐寺というよりもむしろミスターDDRとも言うべきNAOKI氏の曲です。4thstyleは曲の雰囲気がガラリと変わり一気に垢抜けたバージョンだと個人的には思ってるんですが、その象徴的な曲がこのB4Uと先に紹介したABSOLUTEだと思ってます。アッパーテンポで演奏感と爽快感も非常に高く、当時はABSOLUTEと並び大人気だったものです。筐体内選曲ランキングでもほとんどが上位5位以内でその大半が1~3位という感じで、とにかくどこの店舗に行っても必ず誰かが選んでいた曲です。弐寺DDRに関係なくBEMANIシリーズの中でも名曲だと言ってもいいでしょう。

難易度が当時としては少し高めで特に1P側と2P側で難易度が変わってくるという珍しい曲でした。中級者から上級者への移行期にちょうどよい曲でそういう意味でもよく選ばれていたと思います。DPは少し当時としては難しい部類になり特にスクラッチ処理が少々難しかったため難易度的にはSPよりは高めになります。

この曲の入っているEXコースは特に人気が高く、裏EXコースでありながらもHYPERコース(※1)は選択していた方も多かったのではないでしょうか?今聴いても古臭くなく爽快感あふれる曲だと思います。

現バージョンでも現役曲でたま~にゲーセンでプレイする時は結構選んでたりします。

----------------------------------------------------------


beatmania IIDX 4th style-Hyper course AAA

※1:HYPERコース

IRには対応していないアナザーコース。筐体のEFFECTボタンを押しながら選ぶことで別のEXコースが出現する。HYPERコースの曲目は

NEW YORK CITY BOY → JIVE INTO THE NIGHT→FANTASY → Final Count Down → B4U

という曲目で全曲アッパーテンポの爽快感重視のコースになっている。前半3曲は当時のコンビネーションアルバムでもあったDANCE EXPRESS Hi-SPEEDシリーズからの収録曲、4曲目はdjTAKA氏の弐寺初のユーロビート曲でもあるFinal Count Down、B4Uは堂々のトリを飾る5曲目でもあった。

ちなみに上記動画。当時の動画がまさかあるとは思わなかった…。。。

----------------------------------------------------------

 今回はここまで。

次回以降も2~3曲ぐらいを目安に紹介していこうと思います。曲は8thぐらいまでがメインになるので9th以降の曲はかなり少なめになると思います。