サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

レトロゲーム攻略本紹介④ ファイナルファンタジーIII 基礎知識編

今回はスクウェア初のファミコン100万本突破したFFシリーズになる。このFF3でFFシリーズは市民権を得たと言ってもいいだろう。

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表紙・裏表紙

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パッケージ準拠のシンプルデザイン。NTT出版のFF系の攻略本は表紙が非常にシンプルであるが当時のゲーム攻略本と比べると逆にそのシンプルさ故に書店では結構目立っていたものだ。

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この攻略本は基礎知識編なのでフローチャート等は一切なく、単純に操作説明及びその他キャラクターや魔法等の説明がメインである。よくよく考えたら攻略本とは言え3冊に分けて売っていることを考えるとなかなかにアコギな商売ではある。

予備知識編・基本操作

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この予備知識編だけで結構なページ数になる。当時説明書はついていたのだが、まだこの頃はRPGに慣れていないプレイヤーやこのFFIIIが初めてというプレイヤーもいたのだろう。操作説明だけでも結構なページが費やされる。

予備知識編・メニュースクリーン

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当時としては装備品も多く、またセーブポイントもフィールド上でのフリーポイントだったこともありそういったものの補足であろう。ジョブチェンジ等のことも考えて特殊なゲームシステムだったこともある。

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サイドビュー戦闘はFFならではのシステムであり、状態異常等の表示もあるため、かなり詳しく解説してくれている。FFIIからさらに細かくなり初心者には非常にわかりにくくなったための説明と言える。

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こちらは乗り物。FFといえば飛空艇だが、このIIIは巨大戦艦やノーチラスなどなかなか今にはない乗り物もある。さすがに多すぎたのか次回作以降は数が減らされることになるが、この乗り物がどんどん変わっていくところもFFIIIの魅力であろう。

第1章・ジョブ&キャラクター

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ここからが本番の解説になる。ジョブ解説になるのだが全部載っているわけではなく、隠しジョブと言われた忍者と賢者はここには載っていない。ジョブ全般はすべてある。なお、ファミコンFFIIIはキャラクター設定という細かいものはほぼほぼなく、ジョブのグラフィックもすべて統一である。DS版とは全く違うので注意してもらいたい。

サブキャラクター紹介

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天野喜孝氏のイメージ画を差し込んで雰囲気を出している。もちろんファミコンではドット絵なのでこのグラフィックがそのまま出るわけではないのだが、当時はこのイメージがを連想してゲームをプレイしていたものだ。

第2章:魔法

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説明書等では触れられてないバックストーリーを差し込んで紹介に入る。このあたりは結構マニアックであるがこういったバックストーリーをわざわざ考えたりと当時から色々と面倒だったのだなと思ったりも。

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こんな感じで各魔法のエフェクトと効果を書いてくれている。なお召喚魔法に関してはファミコンFFIIIでは賢者が使用するとすべて合体効果になるのだが、DS版では合体版にはならない。なお召喚魔法の解説には天野喜孝氏によるイメージ画が入っている。この無茶なイメージ画を最大限活かしつつファミコンに落とし込んだスクウェアの根性は凄まじいものを感じる。

第3章:全世界の街ガイド

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全世界と言っているが実のところ浮遊大陸ネタはここでは話していない。もちろんマップも一部しか載せていないのもネタバレ回避のためだろう。なにせ基礎知識編で全部いうと先々困るからということもあるのかもしれない。

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なお街の解説はこんな感じで他の攻略本とあまり差はない。

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なおインビンシブルまで街として解説してくれている。これは自動販売機による商品販売があるからだろう。

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このサロニア城の紹介を最後に基礎知識編は終了する。この後に完全攻略編を買って続きを見ることになる。

 

 

当時の値段は580円。なお消費税3%がちょうど施行されたあたりの時期になる。このNTT出版系の攻略本は結構誤植が多くなかなかに騙された方は多いのだが、よくよく考えると当時のタイトなスケジュールを持ってこのタイミングで発売してる時点で多分にβ版あたりでプレイしていたのだろうと思う。そう考えると製品版とは若干ズレてくるわけでそれは仕方ないことなんだろうと思う。が、子供の頃はそんなことはなく誤植に気づかずにプレイしていたことも多かった。それも今となれば笑い話。あの当時の発売を考えればスピード重視で発売してくれている時点でまあ仕方ないのだろうなと思いますね。