サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

MOSを5科目受けた話

今回はMOS Expertまで取ったお話。いつもとは毛色の違った話になります。

5月半頃からMOS:Office2019を受けていってて、ようやくMOS Expert(旧MOSマスター)までたどり着きました。とびとびで受ける人はいても5科目受けるって人は珍しいと思うので自分の経験なりにどんな感じで行けばいいかと話してみようかと思います。

まず最初にMOSは受けるなら対策問題ありきの書籍がほぼ必須です。なにせ操作方法から問題の傾向まで含めて書籍での内容+模擬試験で確認する必要があるからで、いくら知識があっても多分模擬試験である程度やっておかないと受からないと思います。なので受験する際は対策問題含めた書籍を買ってください。買ってしっかり対策しないと多分落ちると思います。我流の操作ではまあ落ちるってことです。

自分が買ったのはFOM出版のMOS対策テキスト。色々なサイトで書かれていますが、基本一冊をやり込む方が効率は良いと思います。最終的には模擬試験の問題と答えを覚えるレベルまでやり込むことになるでしょうけど、それぐらいやればまあ落ちることはないでしょう。

また自分が受けた順番はこんな感じでした

Excel → Word → Excel(Expert) → Word(Expert) →Power Point

それぞれ費やしたのは約2週間弱。一日4時間程度。ただ実際は2週間もかからないでしょう。書籍が5~6日で完了、模擬試験含めて10日程度でほとんど終わります。残りは模擬試験を繰り返しただけでほぼ問題と解答を覚えてしまったぐらい。

ただ、失敗したなと思ったのが受けた順番。すごい適当に考えていたのでこの順番で受けたけどExpertレベル含めた5科目受験を受ける場合はこんな感じで受けたほうがいいです。

ExcelExcel(Expert) → Word → Power Point → Word(Expert)

一般レベル3科目でAssociate目的で受ける場合はこんな感じでしょう。

Excel → Word → Power Point

なお上記の感じで順番に受験するという前提で試験をしていくと考えた場合の体感的な難易度はこんな感じです。

Excel(Expert)>>Excel>Word=Word(Expert)>PowerPoint

というのもこんな感じの理由です。

  1. Excelが一番面倒くさい。あとExpertレベルになっても一般レベルの内容が結構出てくる。Expertになっても一般レベルをからめた問題がぼちぼちあるのでまだ記憶が近いうちにやったほうがやりやすい。一般レベルは関数はぼちぼちで実際は基本的な操作やデザインを重視した内容も多く、Expertレベルは関数がメインと思いがちだが、以外に関数以外も出てくるので全体的な理解を求められる。
  2. WordはExcelの知識が若干出てくるので先にExcelをやっていたほうが効率がいい。またWordの機能は覚えることが多く、一般レベルからスタートしてもかなりのパターンを覚える必要があります。なのでWordをあまり使ったことのない人は結構時間がかかります。ただWordでもExpertは全く別物でやることが違います。覚えることも実際はかなり少なく一般レベルと比べてもこっちの方がやりやすいと思うかもしれません。
  3. PowerPointExcelとWordの基本機能をかなり使うので両方受かったあとの方がやりやすい。PowerPoint自体で新規に覚える内容は3~4割程度で残りはすべてWordとExcelの基本でやってきたことをやっていくだけ。

すごく簡単に書いてるけどそんな感じです。特にExcel(Expert)は模擬試験を完璧にこなしていても時折わかりにくい問題もあったりするためなかなか難しいとは思います(それでも合格点は十分とれるはずです)。またExcelもWordも基本操作や基本のボタンをある程度理解しているという前提です。

Excelはぼちぼち使っていましたが、それでも知らない内容も多く、そのあたりの知識の補填というのがメインでした。Expertレベルに至ってはほとんど知らない内容が多かったもののそれでも2週間もあればほぼほぼ理解できました。ただExpertレベルは一般レベル前提の内容も結構あるので先に一般レベルから進めていったほうが良いと思います。特に絶対参照と相対参照はわかっていること前提で進むのでここを知らない人は一般レベルから進めたほうがいいでしょう。

Wordに関しては自分はほとんど使っていなかったこともあって、最初の一般レベルでかなり時間がかかりました。それでも2週間かければ覚えるもので試験日には全く問題ありませんでした。ただ実際の問題は結構日本語の表現的なものでわかりにくいところもあるので模擬試験で大丈夫でもちょいちょい表現で引っかかる感じがあります。とはいえしっかり読めば問題ないのでそこだけ注意ですね。むしろExpertレベルが特殊で一般レベルで覚えたことはごく一部だけしか出ない上に応用力操作が大半で新規で覚えることはかなり少なく個人的にはこっちのほうがやりやすくて簡単でした。

PowerPointに関しては単純にWordやExcelでの操作を使った内容が多く、先にこの2科目を受けていたほうがかなり楽に出来ると思います。正直中盤の内容からは画像処理やグラフ等が主になっており、WordとExcelの一般レベルでやってきたことの繰り返しみたいな感じになるため、むしろこのあたりの知識がない状態で受けると覚えることがかなり多くなるので最後に回したほうがいいでしょう。少し時間をかければ1週間程度でPowerPointは終わると思います。

ほとんどの方はやってもAssociateで終わると思うので、うまく受験日と相談しながら(受験日は一週間前に予約)あとは調整すると言った感じです。大体1日4時間10日前後を目安にあとはそのあたりの時間が前後する感じ。一般レベルの場合は基本操作を覚えることがまず大前提なのでそこに時間がかかると思います。ただそこを越えてしまえばあとは模擬試験で解くだけです。そこまで変な問題も出ないので模擬試験を安定して90点以上取れるようになれば問題ないはずです(Wordの模擬試験は箇条書きと画像挿入絡み、エクスポートでのファイル変換関連の問題がソフトの不具合で正解にならないので注意)。

人によっては模擬試験をいきなりやって正解動画で正誤確認する方もいるようですが、自分は最初にテキストを一通りすべて解いてからやりました。どちらのやり方が正解かわかりませんが、少なくともテキストに目を通しておけばどこの内容で間違ったのかがわかるからです。模擬試験だけだと試験の内容は解けても少し問題を捻られたら厳しくなると思ったからです。

実際5科目受けてきて一番成績が悪かったのはExcel Expertでした。

  • Word:1問間違い
  • Word Expert:1問間違い
  • Excel:2問間違い
  • Excel Expert:5問間違い
  • Power Point:2問間違い

全部受けた感想としては9割強は模擬試験での内容に似たものが多いのでほぼ問題ありません。ただ1~2問ほど模擬試験にはないパターンの問題があると思ってください。もちろん範囲内のものなので解けなくはないのですが、模擬試験でこんなのやったかな?って言う感じならチェックを入れて次の問題に行ったほうがいいです。変に悩むと時間内にできなくなる可能性があるからです。とはいえ一般レベルは正直30分もあれば終わります。

ExpertレベルもWordは模擬試験をやってればわかるのですが同じような問題が多く、Expertレベルとはいえ覚えることは少ないこともあり、自分は一般レベルよりも全然こっちのほうが楽でした(もちろん一般レベルの知識はある前提ではある)。

一番面倒なのはExcel Expertですね。模擬試験とは傾向の違う問題が結構あって合格はしたもののなかなかに厳しかったです(問題運もあるのかな…)。なのでExcel Expertを受験する方は模擬試験がパーフェクトに近くても想定外が起こったりすることも頭に入れておいたほうがいいです。とは言え7割以上の正解率で合格は出来るのでそういったイレギュラーな問題は全部落としたとしても他が出来ていれば少なくとも8割は行くと思うのでそこまで意識することも無いと思いますが。

 

あまり意味のない資格と思うかもしれませんが、WordもExcelも結構色々な操作を覚えるので意味がないことは無いと思います。少なからずこういった仕事についている人であれば応用が効くのは間違いないと思うので、ここを足がかりにまたスキルアップが出来ると思えばあながち悪くないかなと思います。唯一の欠点は受験料ですね。なにせ高い。この値段だと落ちるとダメージも半端ないので一発合格を狙ってやるしかない。そこがプレッシャーと言えばプレッシャーになると思います。個人的には理系学生であれば高校生で学校の推薦入試や自己推薦を狙っているのであればAsociate、大学生はとりあえず就職活動の前にExpertまで取っておけばまあアピールポイントにはなると思います。無いよりはあったほうがよい。そういう感覚の資格なのかなと思いますね。ちょっとお金はかかるけどそれでもしっかり対策すれば取れる資格なのだから持っていれば儲けもんみたいな感覚でいいと思います。