サブカル回顧録

ゲームやコンピュータ等、一昔前の語り草

パチスロ:4号機時代の思い出①

思い出と言っても自分は打つ方ではなく調整する方でした。あと実際に関わっていたのは4.5号機からなのでゴッドとかサラ金とかあのへんの狂った機種wは知りません。主に北斗、吉宗全盛期からになります。さすがに名前とかは出せないのでまあこういうやり方もあったんだよと思ってくれれば幸いです。

今回はスロット最大ヒット作と言われた北斗の拳から。

あともうすでに辞めてるので5号機からは全くわかりません。なにせパチスロ自体全く打たないのでもう全然ですね。

北斗の拳はAT機になるんだけど、今の5号機以降の去勢されたAT機と違ってとにかく連チャンが凄まじく発生する機種でした。まあこのあたりは当時知ってる人が多いと思うし当時打っていた人たちのほうが全然詳しいと思うので自分は店側からのイメージその他を語ろうと思います。

 

まず北斗の拳ですが、当時パネル違いで結構ありました。

ケンシロウラオウ、バトル、ユリア、黒王、宿命

そんな中店舗間で話をするときに同じ機種なのにパネルによって少々動きが違うという話。当時はこんな感じで言われていた

ケンシロウ→設定通りにあまり動いてくれない、なんか動きが変

ラオウケンシロウが弱いw、特に設定2を使うと話にならないw

・バトル→比較的荒く動く

・ユリア→比較的マイルドに動く

・残り→使ったことないから不明

という感じ。まあオカルトに近いんだけど、実際データ見てると結構そういう感じに見えてくるからこれが不思議なところ。

あと、当時は稼働のいい店だったこともあってしょっちゅうラオウの昇天シーンを店舗で見ていたのでラオウは簡単に昇天するとガチで勘違いしていましたw。そもそもパチンコやスロットを打ったこと無いからそういう知識が全く無かったんだよね。結局ほとんど打たなかったけど。

 

他にも設定差が結構あって当時使っていた感覚では

1→出ない。けど反発がたまにある

2→一番ケンシロウが弱いw、1よりタチが悪い。単発終了率高い

3→あまり使ったことがない。これ使うなら5のほうがいい。一番中途半端

4→店舗の想定通りに動いてくれるのはこれ

5→DEAD or ALIVE。どっちかに極端に転がる。連チャンするとすげえことになることがある

6→安定するけど連チャン数が少ないから爆発力が無い分打っててイマイチ

多分当時は2と4をベースに使っていた店舗が多いんじゃないかな。北斗ってトータルで見ると結構出る傾向が強い機種だったからマイルドに動く4と4に似てるけどケンシロウがやたら弱い2を使うところが多かったと思う。波を持たせたい店だと2を使わないであえて1と4をベースにして6を入れ込んでた感じかな。

あと当時のサミー系の5は反発の割には吸い込みがひどかったからこれ入れちゃうと調整バランスが難しくなるのとあと吸い込んだ場合やべえことになってた。それでも当時40台ぐらいあった中3~5台ぐらいは入れてたかなぁ。すげえハマってる台に入れたりするとたまに反発ですげえ出たりしてたのよ。そのあたりのデータ見ながら調整してた感じ。

で、全く使わなかったのは2。何度か試してみたんだけどなんかデータ見てもどうにも煮え切らない感じでこれだと打っててつまんねえだろうなって感じたから。もちろん北斗に限ってになるから他の機種はぜんぜん違うんだけど。2入れるぐらいなら1のほうが全然良かった。1は結構逆噴射で大連チャンしたりすることもあったのでホント当時は夢があったなって今でも思う。

あと6はトータルで見ると出てはいるんだけど、実際の動きがマイルドで連チャンがそこまでしないとか爆発力で見れば今ひとつだったから使ってはいたけど6ってやっぱ分かるみたいなのよね、打ってる人からすれば。なので見せ台で何台か入れて残りは4メイン、5を少々入れて連チャンする台で見せていた感じ。正直4でも全然出てたし、この頃のサミーの台ってとにかく出したいときに出せる台だったなって。

 

 

まあこんな感じでした。ぶっちゃけて言えば1の逆噴射での超連チャンとか全然あったからそれに期待して低設定中心に調整してた店多かったと思いますよ。当然そんな店は客もあまりいなかったわけだけど。当時の繁盛店の主流は多分4か6。それの割合をどっちかに振って営業してたんではないかと思います。連チャン率の爽快感を出す4か、設定が比較的勘破しやすくて6を使っているとアピールするか。このあたりは店の方針にはよるんだろうけど、多分大手の殆どは6を少々いれて残りは低設定(特に2)でいかにも設定入ってます的な感じで営業していたんではないですかね。特に偶数設定で全部調整してしまえば動きは似てきますからね。まあそんな調整してもつまんねえから自分はあえて4中心で数を増やしまくってその中に6や5を突っ込んでいくダイナミックな調整をしてました。もちろん全台高設定ってのは営業上無理だけど、それでも中間設定をあえて多数入れるってやり方でしたね。

あと当時一部の大手店舗でやっていた『設定据え置きで明日も行きます!』ってのは見えている地雷でした。あんなのやっても出ませんよ。スロットって設定を毎日打ち替えることでまた生き返らせるようなものなんだから、あんな据え置き営業とか完全に死に台ですからね。まあそのあたり分からないでお客さんも打ちに行ったりするんだからなんとも言えないんだけど、当時の営業の人との話とかではあんなの意味ないどころかむしろ駄目だよねって言ってたぐらいでした。

 

北斗はこんな感じですかね。

また次回があれば別の機種でも話してみようと思います。