今選ぶならこれ！Windows用のゲームエミュレータ④
四回目は16bitPCを中心に紹介してみようと思う。
ただ16bitPCに関してはどうしても安定性が悪く、また挙動等もいまいち不安定なことも多い。そういうわけで紹介は駆け足気味にやろうと思う。
PC-98シリーズ → T-98Next ・ Neko Project
http://akiyuki.boy.jp/t98next/
正直どっちを紹介していいのかなんだけど、どちらも共通して言えるのは9821シリーズに対応していること。比較的安定して動くので好みで選んでいいと思います。一応一言言っておくなら、T-98NextはWindowsタイプでディスクの画面等が出っぱなしになる感じ。Nekoの方は標準的なエミュレータに近い感じ。使った感じはNekoのほうが少しだけ使いやすいかなって感じ。正直今のスペックのWindowsパソコンであればどちらも問題ないでしょう。
次点としてSL-9821があるんだけど、これ実際にBIOSを吸い出して動かしてみたんだけど、動いたり動かなかったりとどうも挙動が不安定なところもあるので次点にしました。フロッピーベースのブライ上巻はいけたんだけど、HDDにインストールしたバトルスキンパニック9821は真っ黒になって全く起動しないし。ただそれ以外はチェックしていないのでなんとも言えない感じ…。チェック不足なのでアレなんだけど、多分しっかりと調整すれば一番安定するような感じはします。チャレンジ精神ある方は一番の選択といってもいいと思います。
X68000 → XM6
http://yohkai.no-ip.info/x680x0/XM6.htm
http://coexe.web.fc2.com/xm6.html
こちらはX68000対応のもの。X68000は他にもEX68やけろぴー等もあるんだけど、XM6がやはり一歩秀でてると思います。このXM6は非常に安定性もたかく、またフレーム等含めた動作速度も安定しており、これを選んでおけばほぼ間違いないでしょう。
以上になります。他にもFM-TOWNS等もありますが、いかんせん当時触っていないため、状況がわからないため除外しています。昔かる～くいじったときは「うんず」しか無かったんだけど、当時持っていたブライ上巻を動作してみた感じ特に問題なかったので大丈夫とは思うけど、それ以外が全く情報がないので除外しました。
なにはともあれ、16bitPCのエミュレータは安定性が悪く、特に初期は実速度のタイミングが悪いものが多く、急に速くなったりその逆で遅くなったり処理落ちというよりは音楽も同時に遅くなっているので、全体的なエミュレーションが難しかったのではないかと思います。それでも有志の方の頑張りで、98もX68もようやく安定性の高い本体が出てきたと思います。
8bitPC系や家庭用ゲーム機に比べると敷居も高く、MS-DOSコマンドその他の知識もいるため、敷居は非常に高い16bit系パソコンですが、興味ある方はぜひ試してもらいたいものです。特に当時触っていた方からすれば懐かしさと当時の楽しさも同時に堪能できると思います。
